2019年2月 宗谷本線の旅(2)

※この記事は2019年2月の出来事を、半年以上後になってから思い出しながら書いています。一部正確でない情報が含まれるかもしれません。

 

2日目は稚内から5:20発(始発)に乗ります。

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最果ての街を発つ

この日は、丸一日、秘境駅巡りをします。

宗谷本線の駅は、特急停車駅以外はほとんど秘境駅ですが、

さすがに電車だけで全部行くのは不可能なので、

ある程度目的地を絞りました。

 

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秘境駅ランキング24位の下沼駅

途中で有名な秘境駅である下沼駅を通過しました。

可愛らしくデザインされています。

宗谷本線の秘境駅の中では、4番目くらいに高い順位にいますが、

訪問はまた別の機会に…

 

下沼駅に見送られて最初に向かうのは、秘境駅ランキング22位の豊清水駅です。

 

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秘境駅ランキング53位の雄信内駅

雄信内駅も通過。この駅は本当に行きたかったけど、ダイヤが厳しすぎました。

上下線の電車がほとんど毎回同じ時刻に到着するんですよね…

いつかは絶対に行きます。

 

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車内から撮影

早朝の風景。

冬の道北は適当に撮っても絶景になる。

 

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始発の普通電車の乗客は私一人

豊清水につくまで、ほかの乗客はほとんど見かけませんでした。

 

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秘境駅ランキング22位 豊清水駅

7:57 豊清水駅に到着
2本の線路がずっと伸びています。

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清水駅

秘境駅ではありますが、立派な駅舎があります。

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入り口側

駅舎の入り口側に来ました。

抜海駅の時と同じように、作業のための人が結構いらっしゃいました。

なので、駅前には車が停まってます。

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駅前の風景

駅前には骨だけになった倉庫みたいなものが1件あるだけでした。

駅舎は立派ですが、立地は秘境駅と呼ぶにふさわしいものです。

 

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清水駅の時刻表

ここから8:49発の電車に乗って稚内方面に折り返します。

次は宗谷本線最強の秘境駅、糠南へと向かいます。

 

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秘境駅ランキング9位 糠南駅

10:06 糠南駅に到着。

板張りのホームはきれいに除雪されていました。

 

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有名なヨド物置の駅舎

物置の駅舎にはちゃんと窓があります。

 

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駅舎の中

駅舎の中にはビールケースを利用した簡素な椅子と除雪道具、そして駅ノートがありました。

ここから隣の問寒別駅までは徒歩30分程度なので、歩いて向かいます。

 

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駅周辺

駅周辺は秘境駅らしく雪以外何もないです。

豊清水よりも開けた感じがします。

 

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雪の中の問寒別神社

問寒別へ向かう途中に小さな神社がありました。

問寒別神社というそうですが、雪に埋もれていて参拝することはできなさそうでした。

それなりに綺麗だったので、冬季だけ放置されているのかもしれません。

 

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雪の中の鳥居

もう少し歩くと鳥居が見えました。

雪の中に真っ白な鳥居が建っている姿は中々美しいです。

 

ここからさらに歩くと問寒別の集落に着きます。

それなりに人が住んでおり、Qマートもあります。

 

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問寒別駅

40分近く歩いて問寒別駅に到着しました。

車掌車を改造した駅(通称:ヨ駅)です。

ほかのヨ駅と違い、綺麗に改装されています。

 

駅前はちゃんと集落になっているので、秘境駅ではないと思います。

駅前のポストに来る人などがたまにいるようでした。

 

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駅舎の中

駅舎の中は、きれいに手入れされていました。駅ノートもあります。

そして、かつてこの駅から分岐していた幌延町営軌道についての展示がありました。

この展示がかなり充実しており、地域住民の愛を感じる駅舎でした。

 

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駅舎ホーム側

問寒別という地名に北海道らしい旅情を感じる。

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駅名標

ここから12:18発の名寄行に乗って、天塩川温泉に向かいます。

 

 

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秘境駅ランキング49位 天塩川温泉駅

13:25着 天塩川温泉駅に到着。

名前に温泉と入っていますが、駅からは見えません。

 

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全体像

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駅舎の中

駅舎の中には椅子だけでなく、ストーブも設置されています。

トイレもちゃんとありました。

入って右側には小上がりがあり、駅ノートもそこにありました。

 

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住民保養センター 天塩川温泉

駅名にもなっている天塩川温泉は、駅から歩いて10分程度の場所にあります。

音威子府駅からも往復バスが出ているので、わりと訪問しやすいです。

今回は、ゆっくり温泉に入りたかったので、時間的に使いませんでした。

 

温泉に浸かりつつ15:57発の電車を待つこととします。

 

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音威子府駅

16:07 音威子府駅に到着。

音威子府駅は真っ黒な駅そばで有名ですが、今は長期休業中のようです。

 

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休業中

駅の中には、廃線になった天北線の資料館が併設されていました。

 

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天北線、上音威子府駅駅名標

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音威子府駅

 

駅ノート等を書いたら、折り返し17:54発に乗って美深に向かいます。

 

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美深駅の駅名標

18:33 美深駅に到着。

駅メモの「美深ふぶ」の由来となった駅でもあります。

美深町は日本で最も寒い町だそうです。

 

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この日の気温は零下7度でした。

いい時間だったので、ここで夕食を食べました。

 

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駅から数分のところにあった食事処で食べました。

実は、近くに最北のセブンイレブンがあるらしいですね。

 

20:11発の札幌行に乗って旭川に帰ります。

 

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21:26 旭川駅に到着。

宗谷本線の旅は、これで以上となります。

 

今回行けなかった駅がまだまだたくさんあるので、近いうちにリベンジしたいですね。

次は絶対に雄信内駅に行きたい…‼

 

道北ではないですが、近いうちに北海道に行くので、次はその記事を書きたいと思います。

 

2019年2月 宗谷本線の旅⑴

※この記事は2019年2月の出来事を、半年以上も後になってから、思い出しつつ書いています。一部正確でない情報が含まれるかもしれません。

 

半年以上前の話になりますが、2月に北海道を一人旅していました。

目的地は本土最北の宗谷岬

あとは宗谷本線の秘境駅をめぐることを楽しみに向かいました。

 

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札幌で食べたスープカレー

前日までに旭川につく予定だったのですが、地震のため電車が大幅遅延し、旭川に着けず…。

結局札幌から特急宗谷で稚内に直行しました。

 

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特急宗谷、稚内にて撮影

本当は、旭川から普通電車で北星駅に行く予定でしたが、今回は断念。

7:30発の特急に5時間以上ぶっ続けで乗りました。

 

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最北の駅、稚内

稚内12:40着

稚内からはバスで宗谷岬へ向かいます。

たしか、稚内駅前バスターミナル1番乗り場から、13:20発の音威子府行きに乗って、「宗谷岬」バス停に14:10分着だったと思います。

途中に「宗谷」というバス停もあるので間違えないように注意が必要です。

 

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北の最果て、宗谷岬

今年の北海道は暖かい方だったそうですが、さすがに稚内は寒いです。

写真を撮る手がずっとかじかんでいました。

ほかの観光客は、私と同じような一人旅の人が多かったです。

 

日本最北端の店 柏屋にて100円で「最北端証明書」を買うことができます。

 

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日本最北端到着証明書

稚内に戻るバスは14:51発なので、滞在時間は40分ほどでした。

短い滞在時間ですが、祈りの塔や宗谷岬神社を巡っても充分間に合いました。

 

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近くにある間宮林蔵の像

稚内に戻った後は、宿にチェックインをし、遅めの昼ご飯を済ませました。

駅ナカの食堂で食べられる稚内丼はホタテやタコなど、海鮮のフライを卵でとじたものがのっています。なかなかボリュームがあって美味しかったです。

 

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駅ナカの食堂で食べた稚内

 

その後、18:04発の普通電車で、最北の無人駅、抜海駅へと向かいました。この時間の電車に乗ると、滞在時間1時間程度で稚内に戻る電車に乗れます。

 

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抜海駅18:22着

 

宗谷本線の秘境駅は、一日の平均利用者数が1名以下の駅がほとんどですが、私が下りた時は、地元の方も降りて行かれました。

宗谷本線はまだまだ地域の足として利用されているようです。

 

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抜海駅は最北の木造駅でもある

稚内に戻る電車は19:31発なので、それまで写真を撮ったり、駅ノートを読んだりして待ちます。

抜海駅は無人駅ですが、冬季は保守のために駅員さん?がいらっしゃいました。

 

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駅舎は割と暖かい

この後、稚内に戻り、宗谷本線1日目は終了。

2日目は秘境駅を巡りつつ旭川へ向かいます。